寝袋の下に敷くキャンプマットの種類とおすすめを紹介!

キャンプ道具

シュラフで寝る時に必需品となる道具がキャンプマットです。
キャンプマットは地面のデコボコを和らげる緩衝材としての役割と、地面の熱を遮る断熱材の役割を持つとっても重要な道具です。
キャンプマットには大きく分類すると3つの種類があるので、今回はそれぞれの特徴と、その中でもコスパのイイおすすめを紹介しようと思います!

ワンポイント
キャンプマットはスリーピングマットや単なるマット、大きいものだとフロアマットなどと呼ばれます。
これらの呼び名は総称で、このあと紹介する構造的な違いを表す名称の方が良く使われますので、頭の中がごちゃごちゃにならないよう整理しながら読んでください!

キャンプマットの種類

キャンプマットには大きく分類すると3つの種類があります。
使用感には個人差があると思いますが、それぞれの特徴と感触を簡単に紹介しましょう!

クローズドセルマット

(画像出典:Amazon)

フォームマットやフォームドマットとも呼ばれ、フォーム状に加工された樹脂が母材のマットです。
硬さは種類によって様々ですが、手で摘まむと変形する硬めのスポンジくらいの柔らかさが一般的です。平らなところだとどれでもイイ感じのクッション性ですが、砂利の上だと硬めの方がいいかも。

ワンポイント
因みにこのデコボコはエアポケットと呼ばれる空気溜まりを作り出すもので、断熱効果に一役買ってるんですよ!

他の種類のマットは穴が開くと大事ですが、このマットは例え破れても機能を果たしてくれる事が最大の長所です。短所は収納サイズが大きい事ですかね。

エアマット

(画像出典:Amazon)

空気を入れて膨らませて使うマットです。
ただそれだけと思いきや、実はすごくたくさんの技術が散りばめられている一番複雑なマットです。
内部には仕切りやアルミフィルム、断熱材などが入っていて、空気だけでは防げない冷気の侵入をいろんなものが防いでいます。
穴が開いたら使えませんが、山岳用はそんな簡単に穴は開かないようになっています。
因みに穴が開いても全部の空気が抜けないようなエアセル構造のマットもありますよ!とはいえ、補修キットは必需品です。
収納時のコンパクトさと軽さが最大の特徴です!
ワンポイント
本来エアマットは山登りなどでの持ち運びのし易さを追求したマットで、軽量且つコンパクトな収納力を持つのに高い断熱効果が必要というわがままな難題に技術力で応えた、ある意味尖ったシーン向けの特別仕様的なマットです。
安価なものはこの特別仕様の品質まで到達できていないものが多く、断熱効果が低かったり生地が薄くてブヨブヨで破れ易かったりと、3シーズン使えるようなものではないので注意が必要です。
インフレーターマット

(画像出典:Amazon)

インフレータブルマットやオープンセルマットとも呼ばれる、自動膨張型のエアマットです。
マットの中にウレタンフォームが入っていて、このフォームが元の形に復元しようとする力で自動的に膨張するマットです。収納時にはエアを抜きながらフォームをギューッと絞ることでコンパクトに丸めることが出来ます。
ウレタンフォームが全面に入っていることで断熱性能が高く、収納時にはエアを抜いてコンパクトになるので、クローズドセルマットとエアマットのいい所を集めたようなマットです!
穴が開くとクッション性はなくなりますが、最低限の断熱効果が残るためリスクに強いマットです。
ワンポイント
ホイポイカプセルのようなマットですが、実際には好みの硬さになるように最後は自分でエアを注入してあげる必要があります。

最もマットっぽいのがクローズドセルマットで、持ち運びのし易さを追求したマットがエアマット、その中間にあるのがインフレーターマットと言った感じです!

クローズドセルマットは硬めのスポンジ程度の柔らかさで、力を加えればすぐに変形しますが離せば元の形状に戻ってくれます。緩衝性能や断熱性能は厚みや材質などで変わります。
エアマットは空気の量で柔らかさを調整することが出来ますが、寝た時にブヨブヨ感なく体を支えられるものは生地に厚みがあり接着がしっかりしているものに限られます。クッション性だけであれば数千円でも入手できますが、3シーズン使える断熱性を求めると安価での入手は難しいです。
インフレーターマットも空気の量で硬さを調整することが出来るマットです。発泡ウレタンが断熱性能の要を作ってくれるので、同レベルであればクローズドセルマットよりは高価にはなりますが、比較的に安価な物で3シーズン使える物もありますよ!

R値とは

キャンプマットのスペックの中に時々出てくるR値。安価な物には記載のないものもありますが、これ、マット選びで重要な数値なのでちょっと説明を入れておきます。

R値はマットの断熱性能を表す数値で、熱抵抗値とも呼ばれています。

(画像出典:Amazon)

R値は高いほど断熱性能が高く、体温と地面の温度との差が大きくなるに連れ必要なR値も大きくなります。
個人差もあるのでシーズンの変わり目はラフになっていますが、夏場はR1程度、3シーズンに対応しようと思うとR2~3くらいの断熱性能が必要になります。大は小を兼ねる性能値になりますので、R3のマットを夏に使用することは全然OKです!

ワンポイント
R値は加算することも出来るので、例えばR1.5のクローズドセルマットにR2.5のエアマットを重ねて使えばR4の断熱効果が得られます。
マットの二重使いは出費の抑制と共に破損のリスクヘッジにもなるので、あえて2つのマットで対応するという考え方もありますよ!

おすすめのキャンプマット

キャンプマットは山岳での使用を考えるとかなり重要な道具になります。夏でも普通に一桁まで気温が下がる山の上では、冷えた地面の冷たさを如何に遮断するかは死活問題なんです。この過酷な環境に対応するマットは見えないところにも確実な技術や構造が詰め込まれていて高価です。
でもレジャーでの活用を考えた時にそこまでの断熱性能や耐久性が必要かというとそうではありません。
最低限の性能と価格のバランスを見極めて、無駄なく満足できるマットを手に入れましょう!

今回紹介するマットは3シーズン対応できるものを条件として選びます。
価格は数千円。ちょっと幅がありますが、インフレーターマットのように収納性という付加価値が付くとやはり値が上がるため、この辺は持ち運びなどを考えて選択してください。エアマットは3シーズン厳しいかもしれませんが、しっかりしたものをひとつ紹介しますね!

では、おすすめのキャンプマットの紹介です!


モザンビーク/Mozambique
フォームマット

(画像出典:Amazon)

IXPE素材を使用した丈夫なクローズドセルマットです。
体温を反射し保温性能を高めるアルミ蒸着処理が表面に施されているので、気温が低くなってきても十分使えますよ!
耐久性が高いので長く使い続けられるマットです!


ジージーエヌ/G.G.N.
アルミマット

(画像出典:Amazon)

モザンビーク製のマットのおよそ半額で購入できるG.G.N.のクローズドセルマット。
易さの秘密は材質で、IXPEより性能、耐久性の劣るXPEを使用しています。
長期使用にはう~んって感じはしますが、直接地べたに敷いて使う場合は消耗速度が速いので、安価なこちらを使いまわすという手もありますよ!


スームルーム/Soomloom
IXPE寝袋マットレス

(画像出典:Amazon)

デュオやファミリーの場合にはダブルサイズのマットがおすすめです。
IXPEで収納ケースもついてきてこの値段は破格です!
半分に折り畳むと断熱効果2倍のシングルマットとしても使えますよ!


ヴェントラクス/VENTLAX
インフレータブルマット

(画像出典:Amazon)

8cmの低反発ウレタンがイイ感じの寝心地です!
生地も分厚く丈夫なため、耐久性も十分!
収納時のサイズはちょっと大きめだけど、コスパが良いのでおすすめです!


モビガーデン/MOBI GARDEN
足踏み式エア—マット

(画像出典:Amazon)

ポンプ構造が組み込まれているので、脚や手で繰り返し抑えることで膨らませられるエアマットです。
9cmと厚いのでクッション性が良く、分厚い生地でしっかりしています。
初夏や晩秋は少し寒いと感じるかもしれませんが、コスパのいいエアマットです!
ダブルもありますよ!


今回は厳選した5種類のキャンプマットを紹介しました。
他にもたくさんのキャンプマットが世の中にあるので、自分でも探してみようかなと思う方は「キャンプマットの種類」で紹介した内容を気に掛けていただけるといいかなと思います!
安価なマットにはなかなかR値の記載がないので判断がつかないところもありますが、気になるものがあった時には口コミを参考にしてみるのも手ですよ!

ベストマットに出会える事をお祈りします!

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